新型コロナ 2週続けてやや増加

愛媛県は1日、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、8月27日までの1週間の患者数は、1医療機関あたり16.97人で、前の週より0.3人増えて2週続けてやや増加しました。県は感染拡大を防ぐため定期的な換気や場面に応じたマスクの着用など対策の徹底を呼びかけています。

新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県は毎週、県内61の医療機関からの報告をまとめて公表しています。
それによりますと、8月27日までの1週間に報告された患者数は1035人で、前の週より18人増えています。1医療機関あたりの平均の患者数は16.97人で、前の週より0.3人増えました。
患者数が増加するのは2週連続です。
1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと、宇和島保健所が24.43人で最も多く、次いで西条保健所が22.7人、四国中央保健所が20.6人、松山市保健所が14.76人、中予保健所が13.57人今治保健所が12.88人、八幡浜保健所が12.14人となっています。
医療の状況です。
30日の時点で県が確保している病床、464床に入院しているコロナ患者は158人で、病床に占める入院患者の割合「病床使用率」は34.1%となっています。
このうち、人工呼吸器などが必要な重症者は7人で、前の週から1人減りました。
医療機関や高齢者施設、それに福祉施設で確認されたおおむね10人以上の新たな集団感染は、松山市と東温市で3件、宇和島市と四国中央市で2件、西条市と西予市、今治市でそれぞれ1件のあわせて13件確認されました。
県は感染拡大を防ぐため定期的な換気や場面に応じたマスクの着用など対策の徹底を呼びかけています。