新居浜市の中学校で不適切指導

新居浜市の公立中学校の男性教諭が、学生服の襟をつかんで大声でどなるなどの不適切な指導を行ったとして、市教育委員会から行政処分を受けていたことが分かりました。

処分を受けていたのは、新居浜市の公立中学校に勤務する男性教諭です。新居浜市教育委員会によりますとこの教諭は3年前、中学校の職員室で生徒の学生服の襟をつかんで大声でどなるなどの不適切な指導を行ったということです。中学校に勤務していた外国語指導助手=ALTの外国人男性が指導の様子をスマートフォンで撮影して、SNSに投稿したことから不適切な指導の疑いが浮上したということです。市の教育委員会が聞き取り調査などを行った結果、行きすぎた不適切な指導があったとして、この男性教諭らを行政処分にしたということです。一方で、体罰があったかどうかについて高橋良光教育長は、「記憶が曖昧な部分があるが、体罰としては認定していない。児童、生徒、市民に不安や心配をおかけして申し訳ないと思っています」と話しています。一方、愛媛県教育委員会は一連の経緯について報告を受けているとした上で、「新居浜市教育委員会の判断を尊重しています」としています。