新居浜出身の画家 石村嘉成さんの作品展 来場者3万人達成

愛媛県美術館で開かれている新居浜市出身の画家、石村嘉成さんの作品展の来場者が、27日、3万人を達成し、記念のセレモニーが行われました。

石村さんは新居浜市出身の29歳で、2歳の時に自閉症と診断されましたが、高校卒業後、本格的に創作活動を始めると、生き物をテーマとした作品が国内外で高く評価されています。
松山市の県美術館では先月から全長26メートルに渡って生き物の親子などが描かれた絵画など、石村さんの作品、およそ200点を集めた作品展が開かれています。
会場には連日、子どもからお年寄りまで幅広い世代が訪れていて、27日、来場者が3万人に達したことから、記念のセレモニーが行われました。
3万人目となったのは、松山市の竜子直也さん一家で3歳の長男、晴成くんに石村さんから記念品の作品レプリカが手渡されました。
竜子さんは、「動物の作品を楽しむため前日には家族で県立とべ動物園を訪れて、予習してきました。子どもたちとたくさん見たいです」と話していました。
石村さんは「『すごいね』などと言われるとうれしいです。作品を見てくれた人が笑顔や元気になってもらいたいです」と話していました。
作品展は来月10日まで県美術館で開かれています。