新型コロナ 愛媛県内3週ぶりに増加

愛媛県は25日、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、8月20日までの1週間の患者数は、1医療機関あたり16.67人で、前の週より1.52人増えて3週ぶりに増加しました。県は県内のほとんどの地域で感染者が増加傾向にあるとして引き続き感染対策を徹底するよう呼びかけています。

新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県は毎週、県内61の医療機関からの報告をまとめて公表しています。
それによりますと、8月20日までの1週間に報告された患者数は1017人で、前の週より93人増えています。
1医療機関あたりの平均の患者数は16.67人で、前の週より1.52人増えました。
患者数が増加するのは3週ぶりです。
1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと、宇和島保健所が21.57人で最も多く、次いで四国中央保健所が20人、西条保健所が19.6人、八幡浜保健所が17.29人、今治保健所が16.5人、松山市保健所が13.82人、中予保健所が11.71人となっています。
医療の状況です。
23日の時点で県が確保している病床、464床に入院しているコロナ患者は159人で、病床に占める入院患者の割合「病床使用率」は34.3%となっています。
このうち、人工呼吸器などが必要な重症者は8人で、前の週から5人増えました。
医療機関や高齢者施設、それに福祉施設で確認されたおおむね10人以上の新たな集団感染は、松山市で3件、今治市と西条市、それに久万高原町でそれぞれ2件、四国中央市と大洲市、西予市、松前町それに松野町でそれぞれ1件のあわせて14件確認されました。
県は県内のほとんどの地域で感染者が増加傾向にあるとして、引き続き定期的な換気やこまめな手洗い、それに場面に応じたマスクの着用など基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。