新型コロナの患者数 10週ぶりに減少

愛媛県は10日、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、今月6日までの1週間の患者数は、1医療機関あたり19.67人で、前の週より1.44人減って10週ぶりに減少しました。
県は、お盆休みの時期で人の動きが活発になることから感染拡大を防ぐため対策の徹底を呼びかけています。

新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県は毎週、県内61の医療機関からの報告をまとめて公表しています。
それによりますと、今月6日までの1週間に報告された患者数は1200人で、前の週より88人減っています。
1医療機関あたりの平均の患者数は19.67人で、前の週より1.44人減りました。
患者数が減少するのは10週ぶりです。
1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと、西条保健所が27.1人で最も多く、次いで、四国中央保健所が26.2人、宇和島保健所が19.86人、松山市保健所が19.76人、今治保健所が17.25人、中予保健所が14.29人、八幡浜保健所が12.14人となっています。
医療の状況です。
9日の時点で県が確保している病床、464床に入院しているコロナ患者は167人で、病床に占める入院患者の割合「病床使用率」は36%となっています。
このうち、人工呼吸器などが必要な重症者は6人で、前の週より1人増えています。
医療機関や高齢者施設、それに福祉施設で確認されたおおむね10人以上の新たな集団感染は、松山市で5件、宇和島市で2件、今治市と新居浜市、西条市、四国中央市、西予市でそれぞれ1件のあわせて12件確認されています。
県は、お盆休みの時期で人の動きが活発になり、多くのイベントが開催されることから定期的な換気やこまめな手洗い、それに場面に応じたマスクの着用など基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。