三津浜花火大会前に子どもたちが清掃

松山の夏の風物詩、三津浜花火大会が5日開かれるのを前に、子どもたちが熱中症対策をしながら、会場の清掃活動を行いました。

松山市の三津浜花火大会は県内最大規模の花火大会で、コロナ禍を経て4年ぶりに通常規模で開催され、例年23万人の人出が見込まれています。
3日は地元の剣道会と柔道会の小中学生、それに警察官など、合わせて100人ほどが集まり、会場となる緑地の清掃活動を行いました。
子どもたちは、植え込みや道路脇の溝に捨てられたペットボトルなどを次々と拾っていき、ごみはおよそ30分で26袋分も集まりました。
松山市のきょう日中の予想最高気温は35度と、猛暑日になる見込みで、午前11時までの県内各地の最高気温は、大洲市で34.3度、四国中央市と松山市、それに伊方町で33.8度となっています。
3日の清掃活動は、1時間の予定が30分に短縮されたほか、首に冷却剤を巻いたり、こまめに水分補給したりと、熱中症対策をしながら行われました。
小学2年生の女の子は、「袋などのごみを10個くらい拾いました。花火大会では会場をきれいに使ってほしいです」と話していました。
松山西警察署の井上貴臣生活安全課長は、「子どもたちにはこうした活動を通して地元を愛する心や社会奉仕の心を学んでほしい。花火大会は事故のないよう楽しんでもらい、ごみは決められた場所に捨ててもらいたい」と話していました。