愛南町 海の資源生かし地域活性化へ

愛南町は海の資源を生かして地域の活性化を図る国のモデル地区に選ばれたことを受けて地元の漁業関係者などと今後の取り組みについて話し合う初めての会合を開き、今年度中に具体的な計画を策定することを確認しました。

愛南町はことし、海の資源を生かして地域の活性化を図る水産庁のモデル地区に中四国で唯一、選ばれました。
これを受けて、愛南町役場で27日、今後の取り組みについて話し合おうと地元の漁業や観光業の関係者らおよそ20人が集まり初めての会合を開きました。会合でははじめに清水雅文町長が「モデル地区に選ばれたことを
きっかけに町全体を盛り上げて、全国の先進地として未来につなげていきたい」とあいさつしました。このあと、参加者はグループに分かれて意見交換し「海洋ごみを資源として活用できれば町の魅力になる」とか、「観光客を呼び込むために民泊を増やす必要がある」などの
アイデアを出し合いました。そして、会合では将来を担う町内の小中学生や高校生を対象に7月に行っているアンケート結果も踏まえ、今年度中に具体的な計画を策定することを確認しました。愛南町は計画には20年後の将来像も盛り込み、地域のにぎわいや新たな雇用の創出につなげていきたいとしています。