四国遍路 世界遺産登録に向けて

四国遍路の世界遺産への登録に向けて活動している協議会が総会を開き迷わずに目的地に着けるようみち案内表示を設置することや、遍路の歴史に関する資料集を刊行していくことなど、今年度実施予定の計画を確認しました。

四国4県の自治体や経済団体などでつくる「四国遍路世界遺産登録推進協議会」は、四国遍路の世界遺産への登録に向けて平成22年から活動を続けています。
21日は、松山市で会合を開き、今年度新たに行う計画として、迷わずに目的地に着けるようみち案内の表示を設置することや、古代や中世の遍路の歴史に関する資料集を刊行していくことなどを確認しました。
このほか総会では、今年度、協議会のホームページに掲載している地図を更新し、トイレが利用できる市役所や寺院などが分かるようにしたことや、海外の人に向けて遍路の歴史やルートなどが書かれた英語のパンフレットを作成したことなどを紹介しました。
四国経済連合会の佐伯勇人会長は、「遍路は心をやすらげる場所で、将来の世代にわたってつないでいくことが大切だ。世界遺産をきっかけに世界の人に知ってもらいたい」と話していました。