伊方町と東京の旅行会社協定 外国人旅行客を誘致へ

伊方町は外国人旅行客の誘致に力を入れようと、東京の旅行会社と新たに協定を結んで海外の旅行会社などに伊方町のPRを行うことになりました。

伊方町と協定を結んだのは東南アジアに多くの拠点を持つ東京の旅行会社、「サイトラベルサービス」で、29日、伊方町役場に大畑貴彦社長が訪れ、高門清彦町長と協定書を交わしました。
協定では外国人観光客の誘致を目指し、海外の旅行会社などに伊方町のPRを行うことなどが盛り込まれています。
これにあわせ、7月から令和7年度末までの予定で旅行会社の社員、太田勝也さんが町に派遣されることになりました。
太田さんはミャンマーの支店で20年以上勤務した経験があり、町などと連携しながら外国人旅行客向けの新たなツアーの企画などを行いたいとしています。
観光庁によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大前に日本を訪れた外国人旅行客のうちアジアからの旅行客がおよそ9割を占めていて、町は主にアジアからの旅行客をターゲットにして誘致を進めたい考えです。
高門町長は「国際的な観光地となるには行政だけでは力が足りないので協定に基づき、伊方町をさまざまなところに売り込んでもらいたい」と話していました。