県警「情報モラル推進員」を委嘱

子どもたちがインターネット上のトラブルに巻き込まれないようSNSの正しい使い方などを教える出前授業を行ってもらおうと愛媛県警察本部は19日、教員を目指す大学院生らを「情報モラル推進員」に委嘱しました。

この取り組みは県警察本部が平成30年から毎年行っているもので、19日はことし「情報モラル推進員」に選ばれた愛媛大学大学院教育学研究科の学生12人への委嘱式が行われました。
式でははじめに、県警察本部の仲田亮生活安全部長が代表者に委嘱状を手渡したあと、「インターネットの急速な普及により子どもたちを取り巻く環境は大きく変化している。子どもたちの情報モラルの意識向上に力を貸してほしい」とあいさつしました。
委嘱された12人は来年3月末まで県内の小中学校で出前授業を行いインターネットの危険性やSNSの正しい使い方などを教えることにしています。
県警察本部によりますと去年、SNSの利用を通じて犯罪に巻き込まれた18歳未満は全国で1732人でこのうち県内は9人と人口規模からみて依然として高い水準だとしています。
委嘱された愛媛大学大学院2年の坂本鈴佳さんは「いまは学校の授業でもタブレット端末が導入されネットが身近な存在となっているので、授業を通して安全なネットの使い方を身につけてほしい」と話していました。