新型コロナ患者2週連続増加 基本的な感染対策を

愛媛県は16日、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、今月11日までの1週間の患者数は1医療機関あたり平均3.72人と、2週連続で増加しています。県は、全国的にも患者数が増加傾向にあるとして、引き続き、手洗いや場面に応じたマスクの着用など、基本的な感染対策に取り組むよう呼びかけています。

新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県は毎週金曜日、県内61の医療機関からの報告をまとめて公表しています。
それによりますと、今月11日までの1週間に報告された患者数は227で、前の週より47人増えています。
1医療機関あたりの平均の患者数は3.72人で、前の週と比べて0.77人増えました。患者数が増加するのは2週連続です。
1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと、西条保健所が6.1人で最も多く、次いで、宇和島保健所が4.71人、今治保健所が3.38人、松山市保健所が3.35人、中予保健所が3人八幡浜保健所が2.86人、四国中央保健所が1.6人となっています。
医療の状況です。
14日の時点で県が確保している病床、464床に入院しているコロナ患者は40人で、病床に占める入院患者の割合「病床使用率」は8.6%となっています。
このうち、人工呼吸器などが必要な重症者は3人でした。
おおむね10人以上の新たな集団感染は、今治市と八幡浜市の高齢者施設でそれぞれ1件確認されています。
県は、新型コロナの患者数が全国的にも増加傾向にあるとして、引き続き、手洗いや場面に応じたマスクの着用など、基本的な感染対策に取り組むよう呼びかけています。