ヤングケアラー発見へ 松山市が学校へ調査シート

大人に代わって家族の世話や介護をしているヤングケアラーについて、松山市が把握しているのは20人あまりで、実際にはさらに多くのヤングケアラーがいるとみて市内すべての学校に独自の調査シートを配るなど早期発見の取り組みを強化しています。

ヤングケアラーについて松山市が把握しているのはことし4月1日時点で19世帯24人で、それぞれのニーズに応じて支援に当たっています。
一方で去年7月、愛媛県が初めて行った調査で「世話をしている家族がいる」と答えた松山市の児童・生徒はおよそ1200人にのぼり、具体的に把握している人数を大きく上回ったということです。
このため、市はことし4月から、「子ども総合相談センター」に新たに専門の相談員を5人配置するとともに市内すべての小中学校と高校に独自の調査シートを配りました。
シートには「精神的な不安定さがある」とか「遅刻や早退が多い」など教員がチェックするおよそ30の項目があり、ヤングケアラーの疑いがある場合は相談員に連絡してもらうということです。
また相談員は定期的にそれぞれの学校を訪問し、聞き取りも行うということで、松山市は「学校と情報共有しながらヤングケアラーの早期発見と適切な支援につなげていきたい」と話しています。