高校で主権者教育の特別授業

生徒に学校の校則を見直してもらうことで、国民が社会のルールを変えられる主権者であることを学ぶ特別授業が、5日、西条市の高校で行われました。

この特別授業は、若者の主権者教育に取り組んでいる松山市の一般社団法人「WONDER EDUCATION」などが西条市の丹原高校で行い、生徒や教員など、合わせておよそ400人が参加しました。
はじめに団体の代表が、「政治や社会と聞くと難しいイメージをもつかもしれないが、家族や学校も身近な社会で、そこでの話し合いも政治です」と話をしました。
このあと生徒たちはグループに分かれて、「前髪は眉を超えないようにすること」という校則について話し合い、清潔感のためにルールは必要だとか、目にかからなければいいのではないかといった意見が出されました。
参加した生徒の1人は、「校則は私たちを守るためにつくられているものだと思いますが、私たちが私たちらしくいられるための校則づくりができたらいいと思います」と話していました。
「WONDER EDUCATION」の越智大貴代表理事は、「身近な学校の課題解決のためにできることから、社会を変えていけるような力を身につけてほしい」と話していました。