台湾で四国1周の旅の魅力PR

台湾から観光客を呼び込もうと、愛媛県はプロのサイクリストらを派遣して台湾を自転車で1周してもらい、四国1周の旅の魅力をPRする取り組みを行いました。

台湾に派遣されたのは、愛媛県の職員やプロのサイクリストらあわせて12人でつくる「四国一周PR隊」で、29日、県庁で中村知事に活動を報告しました。
隊員たちは、4月、8日間の日程で台湾を訪れ、1周およそ900キロの台湾を自転車で回りながら、台北市で現地のサイクリストと交流したり、台中市にある世界最大の自転車メーカーの本社を訪問したりして、四国1周の旅の魅力をPRしました。
報告の中で、プロのサイクリストの門田基志さんは、「台湾のサイクリストたちは、『台湾1周を果たしたら次は四国1周だ』という意識があった。訪問をきっかけに現地とつながりができ、愛媛の魅力も直接伝えることができた」と説明しました。
これに対して中村知事は、「愛媛を拠点にした四国1周コースの情報発信に向けて、県内の市や町、それに交通事業者と連携していきたい」と述べました。