鳥フル 埋却地の確保 困難な実態明らかに

今シーズン鳥インフルエンザで処分されたニワトリなどの数が過去最多となるなか、香川県など16の道と県で埋める土地が不足したり、土地が使えなかったりして処分が困難になっていたことがNHKの取材で分かりました。

今シーズンは鳥インフルエンザが過去にないペースで発生し、処分されたニワトリなどの数は1700万羽を超えて過去最多となっています。
感染拡大防止のため、自治体や養鶏農家は速やかに処分したニワトリを埋めるなどの対応が求められていますが、今シーズン鳥インフルエンザの発生を国に報告した26の道と県にNHKが取材したところ、16の自治体で死骸を埋める際、当初の予定と異なる対応を取っていたことが分かりました。
その理由は「土地が不足したため」というケースが香川県や北海道など7道県で9件あったほか「事前に用意していた土地が使えなかったため」というケースが広島県など12の県で14件ありました。
中には、実際に掘ると水が出て使えなかった土地もあったということです。
いずれも急きょ別の土地を確保したり、焼却処分に変更したりして対応したということですが、処分するニワトリが自治体の想定を超えて増えたことなどで処分が困難になっていた実態が見えてきました。
鳥インフルエンザに詳しい北海道大学の迫田義博教授は、「発生が過去最多になるなか鳥の処理に難航するケースが増えている。そもそも日本は土地確保が難しく、焼却以外にも処分する鳥自体の数を減らす工夫など、対応策を抜本的に見直す時期にきているのではないか」と指摘しています。