伊予市の会社 切り干し大根など不適正表示
伊予市の乾物の製造・販売会社が3年前、切り干し大根の原材料に中国産が混ざっていたにもかかわらず、「宮崎県産」とだけ表示していたなどとして、農林水産省は適正な表示を行うよう指示しました。
不適正な表示をしていたのは、伊予市の乾物の製造・販売会社「ベストプラネット」です。
農林水産省によりますと、この会社は、製造・販売していた切り干し大根の原材料に、中国産が混ざっていたにもかかわらず、「宮崎県産」とだけ表示して販売していたということです。
確認できた不適正な表示は3年前の2月から8月にかけておよそ1万3000キロにのぼるということです。
このほかにも製造・販売していたかつおの削りぶしでも不適正な表示が確認されたということで、農林水産省は食品表示法に基づいて、適正な表示や再発防止策を実施するよう指示しました。
会社の木村誠社長は「切り干し大根は農林水産省の検査前に中国産が混入していると社内の調査で発覚し、すぐに製造を中止した。管理不行き届きが原因で今後、管理態勢の改善や従業員の教育を徹底し、再発防止に努めたい」と話しています。