持続可能な観光地 大洲が世界1位
オランダの国際団体が選ぶ「世界の持続可能な観光地」で、愛媛県大洲市が「文化・伝統保全」の部門で世界1位となり、7日、ドイツ・ベルリンで表彰式が行われました。
オランダの非営利団体「グリーン・デスティネーションズ」は景観保全や文化財の保護などの基準を満たした世界100の都市を「持続可能な観光地」として毎年、発表しています。
大洲市は「文化・伝統保全」の部門で選考されていましたが、7日、ベルリンで行われた表彰式で最終的な順位が発表され、大洲市が見事1位を受賞しました。
大洲市では、市内に点在する古民家を、昔ながらの外観を生かしつつホテルに改装するなど、城下町の歴史を生かした観光客の誘致に力を入れていて、こうした点などが評価されたということです。
市と連携してまちづくりを進める「キタ・マネジメント」によりますと、日本の都市が受賞するのは別の部門の3位が最高で、1位は今回の大洲市が初めてだということです。
「キタ・マネジメント」の、ディエゴ・コサ・フェルナンデスさんは「国際的な賞をもらい、大洲の知名度が世界レベルになることを本当にうれしく思います。環境などにも配慮しながらさらに持続可能性の高い観光地を目指して頑張っていきたいです」と話していました。