小児がん知ってもらう絵画展

小児がんのことを多くの人に知ってもらおうと、県内各地でがんの子どもたちが描いた絵の展示会が開かれています。

今月15日の「国際小児がんデー」に合わせて小児がんの患者や家族でつくる団体が県内各地で絵の展示会を開いています。
このうち、松山市のイタリア料理店ではがんの子どもが描いた「ぼくが会った中で一番勇気がある虫でした」と紹介したクワガタの絵やピンクのチューリップが空に向かって咲いている絵など4点が飾られています。
会場には募金箱が設けられ、金額に応じて小児がんのシンボルであるゴールドリボンのキーホルダーやエコバッグが配布されています。
「小児がん」は国内で年間2000人から2500人の子どもたちが発症していて、完治したあとも、後遺症や治療による影響が残るなど長期的なケアが必要なことや大人のがんに比べて使える治療薬が少ないなど課題も多いということです。
「がんの子どもを守る会愛媛支部」の忽那博司代表幹事は「小児がんについて知ってもらいがんの子どもたちが描いた絵を見て、治療はつらいけれども明るい顔をしていることを伝えられたらうれしい」と話していました。