愛媛県がスタートアップ企業の経営者組織と協定へ
愛媛県が大阪を中心とするスタートアップ企業の経営者でつくる組織と来週にも新たな協定を結び、県内への企業誘致や起業家の成長支援に連携して取り組む方向で検討していることがわかりました。
愛媛県が新たに連携協定を結ぶのは大阪を中心とするスタートアップ企業、あわせて35社の経営者でつくる「秀吉会」です。
「秀吉会」は戦国時代に頂点を極めた豊臣秀吉になぞらえ、経営でトップを目指そうと27年前に設立された組織で月に1回程度、勉強会を開催するなどしています。
協定では、両者が連携して▽愛媛県への企業誘致や▽スタートアップ企業の成長支援それに、▽産業人材の育成・確保に取り組むことなどを盛り込むということです。
これによって、愛媛県は▼県内に進出を考えている企業を紹介してもらったり▼県内の起業家に経営のノウハウをアドバイスしてもらったりするほか、▼学生のインターンシップの受け入れをサポートしてもらうことなども検討しています。
一方、「秀吉会」としても愛媛との結びつきを強めることで地方創生の観点から新たなビジネスを展開できるとしています。
「秀吉会」が都道府県と協定を結ぶのは初めてだということで、両者は、今月13日にも協定書を交わすことにしています。