全国初国内開発大型EVバス 26日から運行

環境に優しいと全国で注目されている「EVバス」が26日から愛媛県で営業運転を始めます。
国内の企業が開発と製造を手がけ電気で走る大型路線バスの導入は全国で初めてです。

松山市で披露されたのは、北九州市のベンチャー企業が開発や製造を行ったEVバスです。
中国メーカーなどのEVバスはすでに各地で導入されていますが、国内企業が開発・製造を行った大型路線バスを導入するのは伊予鉄バスが初めてとなります。
式典では、バスを開発した「EVモーターズ・ジャパン」の佐藤裕之社長が「EVバスは非常時には電源にもなる。この導入をきっかけに四国でもEVによる環境対策を盛り上げたい」とあいさつしました。
EVバスは、全長10.5メートルで、3時間半の充電でおよそ280キロ走行できるということです。
運転席には、車外の様子を確認出来る「電子ミラー」が設けられているほか、乗客の座席にはUSBの充電設備が備え付けられています。
このEVバスは、26日から松山市と東温市を結ぶ路線で営業運転を始める予定で伊予鉄バスは来年度中に10台の導入を目指しているということです。
伊予鉄グループの清水一郎社長は「EVバスが松山の景色に溶け込むよう、導入を増やしたい。電車のように静かなので、ぜひ皆さんに乗っていただきたい」と話していました。