愛南町 養殖かき出荷盛ん
ぷりぷりでうまみの詰まった冬の味覚、養殖かきの出荷作業が、愛南町で盛んに行われています。
愛南町の御荘湾は、24軒ほどがかきを養殖する県内有数の産地で、毎年12月上旬から出荷が始まります。
寒さが厳しくなるこの時期、かきのうまみも一段と増すことから出荷作業はこれからピークを迎え、このうち、愛南町御荘平山の養殖業者、上甲仁さんの作業場でも家族や従業員が作業を続けています。
作業場では、かきの殻をかぎ状の道具を使ってあけ、柔らかいぷりぷりの身を手早く取り出していきます。
また、殻付きで出荷するかきは、1つずつ手に取って表面についたフジツボなどを取り除いていきました。
このあと、大きさごとに仕分けし、再び海水に入れてうまみを凝縮させたあと、滅菌処理をして出荷するということです。
上甲さんによりますと、ことしは海水温が高い日が続き、生育が少し遅れているものの、年明けから水温も下がり始め、例年どおり品質も良く仕上がっているということです。
上甲さんは、「これからが本格的なシーズンになりますので、炭火で焼いたりレンジで調理したりして、おいしく食べてもらいたい」と話していました。
愛南町の養殖かきの出荷は、3月末まで続き、今週の土日には、いろいろなかき料理を楽しめるイベントも開催されます。