自民党愛媛県連 井原巧氏は2区、村上誠一郎氏は比例
自民党愛媛県連は衆議院の小選挙区の数が1つ減ることを受けて、東予地域全体が選挙区となる新たな2区の候補者を前回・愛媛3区で当選した井原巧氏とした上で、前回・2区で当選した村上誠一郎氏を比例代表四国ブロックに転出させる方向で調整していることを党本部に報告しました。
今月(12月)28日に施行される衆議院の小選挙区の数を「10増10減」する改正法によって愛媛で選挙区が1つ減るため自民党愛媛県連は候補者調整を進めています。
こうした中、県連の幹部が20日、党本部を訪れ茂木幹事長や森山選挙対策委員長に調整状況を報告しました。
それによりますと、愛媛県内の新しい3つの選挙区のうち松山市全体が選挙区となる1区には前回・愛媛1区で当選した塩崎彰久氏、東予地域全体が選挙区となる2区には前回・3区で当選した井原巧氏、南予地域全体と松山市以外の中予地域が選挙区となる3区には前回・4区で当選した長谷川淳二氏の擁立を求める方針だということです。
一方、前回・愛媛2区で当選した村上誠一郎氏については、比例代表四国ブロックに転出させる方向で検討しているとした上で、愛媛の国会議員の数を減らすことがないよう比例名簿の上位で処遇するよう求めたということです。
また村上氏は交互に比例代表と小選挙区に立候補する「コスタリカ方式」を希望しているということで、自民党愛媛県連は調整のうえ最終的に意見をとりまとめ今月(12月)23日までに党本部へ上申することにしています。