通学路の冠水監視システム

松山市の小学校で、通学路付近を流れる河川で増水や氾濫を監視するシステムが導入されています。
26日、このシステムを開発した大学の関係者などによる報道向けの説明会が開かれました。

住宅地などを流れる小さな河川は、大雨の際、大規模な河川に比べて急速に増水するケースが多い一方、国や県の水位計が設置されていない場所が多く、警戒を呼びかける情報が発表されません。
こうした事態に備えようと、愛媛大学と東京の企業が協力して監視システムを開発し、26日、松山市で報道向けの説明会が開かれました。
このシステムは2021年9月から松山市の清水小学校の通学路付近を流れる大川で運用が始まっていて、川べりには3段階の水位を検知するセンサーが設置されています。
水位が上がってくるとセンサーが反応し、小学校の担当者にメールで通知する仕組みです。
水位を監視するカメラも設置されていて、映像でも川の様子を確認できるため、教職員が危険な場所を見に行く必要はありません。
学校では通知を確認した上で、氾濫のおそれがある場合などには保護者に連絡することにしています。
清水小学校の越智文明校長は「これまでは教員が現場で状況を確認していたが、このシステムによって教員の負担を軽減できている。いち早く危険を察知して子どもたちの命を守るため、非常に役立っている」と話していました。
システムを開発した応用地質メンテナンス事業部の谷川正志副事業部長は「河川だけでなく道路のアンダーパスに設置するなどいろいろな使い方ができると思う。ぜひ住民の方に役立ててもらいたい」と話しています。