駅弁の「掛け紙」展示会 西条市

戦前から使われている駅弁の箱を包む「掛け紙」を集めた展示会が、西条市で開かれています。

西条市の四国鉄道文化館では、駅弁の箱を包む際に使われる「掛け紙」を集めた展示会が開かれていて戦前から現代にかけて使用されたおよそ60点が展示されています。
このうち、戦時中の駅弁の「掛け紙」には戦意高揚などを目的にしたスローガンが書かれているものも多く、「汽車も兵器だ」と書かれた掛け紙には、軍事目的の輸送を優先するため一般の旅行を「一寸まて」と自粛を促すイラストも添えられています。
また、戦争が激化すると白米の代わりに雑穀やイモを使った駅弁が登場し、ふかしたジャガイモを使って「代用食」と大きく書かれた「掛け紙」も展示されています。
一方、現代では駅弁に「掛け紙」が使われることは減ったものの、列車の写真を使って鉄道ファンにアピールするような「掛け紙」が全国各地で使われているということです。
四国鉄道文化館の加藤圭哉館長は、「鉄道の旅といえば駅弁で、『掛け紙』は旅情を感じさせます。戦前、戦中と現代の掛け紙を見比べて時代の変遷を感じてほしい」と話していました。
この展示会は来月11日まで西条市の四国鉄道文化館で開かれています。