オンライン診療初期費用を今治市が助成へ
今治市は市内の医療機関がオンライン診療のシステムを導入する際の初期費用を県内で初めて助成することにしています。
この助成は新型コロナの感染拡大が続く中、患者の通院負担の軽減にもつながるオンライン診療を普及させようと今治市が行うもので、オンライン診療のシステムを導入するための初期費用と患者に詳しい使い方を説明する際の経費を補助することにしています。
今治市によりますとこうした助成を行うのは愛媛県内では初めてだということです。
対象はオンライン診療の導入を検討している今治市内の40施設を想定していて、1施設あたり44万5000円を助成します。
今治市は、助成に必要な1780万円を盛り込んだ補正予算案を2日から始まった9月定例議会に提出していて、可決されれば、速やかに申請を受け付けるとしています。
今治市健康推進課は、「市内には、山間部や島しょ部など通院が困難な地域もある。オンライン診療は、患者の通院負担を大幅に軽減できるので、医療機関には今回の助成を使って導入を検討してほしい」と話しています。