愛媛県 小中学校の耐震化率が全国最低

公立の小中学校の耐震化率について、愛媛県はことし4月時点で97.6%と、全国で最も低かったことが、文部科学省の調査で分かりました。

文部科学省は毎年、全国の公立の幼稚園や学校の施設の耐震性を調べていて、ことし4月時点の調査結果を8日、公表しました。
それによりますと、愛媛県内の耐震化率は幼稚園が96.1%、小中学校が97.6%、高校と特別支援学校がそれぞれ100%となっています。
このうち小中学校の耐震化率は全国で最も低くなっていて、内子町の1棟と宇和島市の3棟、それに、西条市の29棟のあわせて33棟が震度6強の揺れで倒壊する可能性があるということです。
県によりますと内子町の1棟は今年度中に耐震化工事を終える予定ですが、そのほかは見通しが立っていないということです。
一方、昨年度、県内の公立の小中学校などで軒裏のモルタルの一部が落下するなど老朽化が主な要因とみられる安全に関わる不具合はあわせて210件あったということです。
県教育委員会は、「南海トラフ巨大地震などへの備えとして、学校の耐震化は喫緊の課題だと捉えている。子どもたちの安心・安全を確保するためにも耐震化工事が完了していない施設については国の補助制度を活用するなどして、早く完了させるよう市町に働きかけていきたい」としています。