大規模災害に備え 外国人などの支援考える防災講座

南海トラフ巨大地震など大規模災害に備えて、外国人や高齢者など配慮が必要とされる人たちの避難所での支援方法を考える防災講座が松山市で開かれました。
この防災講座は、県内在住の外国人の生活支援などに取り組む松山市のNPO法人が企画し、高校生や大学生などおよそ30人が参加しました。
参加者には、外国人や高齢者、それに妊婦など災害時に配慮が必要な人の役が割りふられ、避難所での食事ではどのような支援が必要かグループに分かれて話し合いました。
このうち、イスラム教徒への対応を協議したグループは、イスラム教の戒律に従うと食べることが制限される食べ物について確認していました。
また、別のグループは、日本語が分からない外国人や認知症のお年寄りがいる場合は食事の配布時間などの把握が難しいため、情報伝達に工夫が必要だという意見があがっていました。
NPO法人では今後、外国人向けに防災に役立つ知識をまとめたパンフレットも作成することにしています。
参加した高校2年生は「災害時に外国の方がいたら自分から声をかけ支援しようと思います」と話していました。
主催したNPO法人「松山さかのうえ日本語学校」の田中桃子さんは「大規模災害が起こる前の今の段階から必要な支援を考えてもらい、愛媛での助け合いの輪を広げたい」と話していました。