横浜 女性刺殺事件 逮捕の33歳容疑者を鑑定留置 横浜地検

今月、JR横浜駅近くの路上で57歳の女性を刃物で刺して殺害したとして逮捕された33歳の容疑者について、横浜地方検察庁は刑事責任能力を調べるための精神鑑定を行うことになりました。

自称、東京・町田市の無職、安藤幸生容疑者(33)は、今月9日、JR横浜駅近くの路上で近くに住むフィリピン国籍の57歳の女性を刃物で刺すなどして殺害したとして逮捕されました。
警察の調べに対し、容疑を認めたうえで「女性と面識はなかった」と説明しているということです。
一方、捜査関係者によりますと、事件後に近くの交番へ自首した際に「2人殺した」と申し出たほか、逮捕後の調べに「刺した理由は特にない」という趣旨の供述をするなど、一部で不自然な言動があるということです。
こうしたことから、横浜地方検察庁は、容疑者について刑事責任能力を調べるため、25日からことし9月30日までのおよそ3か月にわたって「鑑定留置」を行うことになりました。
この間、専門家による精神鑑定が行われ、検察は結果などを踏まえて起訴するかどうか判断するとみられます。