“ペリー来航見守った木” 周囲にデッキ整備へ 横浜

江戸時代にとられていた鎖国政策が終わり日本が開国することになった日米和親条約の締結からことしで170年になるのにあわせて、横浜市の横浜開港資料館はペリーの来航を近くで見守った「たまくすの木」の周りに、市民がくつろぐことができるデッキを整備することになりました。

横浜市中区の横浜開港資料館の中庭にあるタブノキ、通称「たまくすの木」はペリーが上陸した場所のすぐ近くに生えていたとされ、当時の様子を描いた版画は歴史の教科書にも載っています。
資料館は日米和親条約が結ばれてことしで170年を迎えたことから、木の周りにウッドデッキを整備することになりました。
段差をなくして足が不自由な人やベビーカーを押している人も使いやすくするとともに、椅子やテーブルを並べて、市民がくつろげるようにしたいとしています。
整備に必要な500万円は来月19日までクラウドファンディングで募るということで、応じてくれた人には文具やハンカチを贈るとしています。
横浜開港資料館の西川武臣館長は、「この木を近くから眺めることで、ペリーが来た当時のことがより強く実感できるようになると思います」と話していました。