横浜市と川崎市「高額療養費支給」の申請に関する書類紛失

横浜市と川崎市は、医療費などの自己負担が一定金額を超えた場合に、差額を支給する「高額療養費支給」の申請に関する書類を紛失したと発表しました。
いずれも誤って廃棄したとみられ、個人情報の流出は確認されていないということです。

横浜市によりますと先月、青葉区役所内で保管していた、医療保険と介護保険の合計が一定金額を超えた場合に、差額を支給する制度の申請書など2559件分が無くなっているのに職員が気付きました。
紛失したのは2019年度に支給が決まった分の書類で、氏名や住所のほか、マイナンバーや銀行口座の情報も掲載されていたということです。
書類は鍵のかかる書庫で保管されていて、誤って廃棄したとみられ、個人情報の流出の報告はないということです。
青葉区は「事務処理ミスを起こしたことをおわび申し上げる。再発防止を徹底する」としています。
一方川崎市の宮前区役所では先月、3月に支給される高額療養費支給の申請書404件分を紛失しました。
保険年金課の職員が本来はファイルにとじなければいけないところを、段ボール箱に入れたまま机の下に置いていて、清掃時に誤って捨てられたとみられるということです。
宮前区は「個人情報の適正な管理が行われておらず、大変申し訳ない。事務の流れを改めて確認し、再発防止に努める」としています。