神奈川県 障害者施設の運営法人に新たな受け入れ停止6か月

神奈川県 障害者施設の運営法人に新たな受け入れ停止6か月

神奈川県厚木市にある県立の障害者施設で利用者への虐待が相次いだことを受け、県は、この施設を運営する社会福祉法人に対し、新たな利用者の受け入れを6か月間停止する処分を行いました。

県によりますと、厚木市にある県立の障害者支援施設「愛名やまゆり園」では、職員が利用者に暴行を加えて足の骨にひびが入る大けがをさせたり食事の介助中にスプーンを振りおろして額にけがをさせたりするなど、去年1年間であわせて6件の虐待行為があったと認定されました。
施設では、5年前にも利用者への虐待が発覚していて、県は監査を行った結果、「再発防止の取り組みが停滞していた」と判断し、施設を運営する社会福祉法人「かながわ共同会」に対し、3日から6か月間、新たな入所者の受け入れを停止する処分を行いました。
県は「利用者の安全を守ることを最優先に考え、早急に改善に取り組むよう指導している」としています。