横浜市 山下公園含む2700全ての公園を禁煙にする方針案

横浜市は市内有数の観光名所「山下公園」を含む管理するすべての公園2700か所について来年4月から全面的に禁煙にする方針案をまとめました。

横浜市の方針案によりますと、全面禁煙の対象は子どもを含め多くの人でにぎわう「山下公園」や「港の見える丘公園」など市が管理するすべての公園でおよそ2700か所に上ります。
市は公園条例を改正して禁止行為の項目に「喫煙」を盛り込み、来年4月から全面禁煙にするとしています。
違反した場合は、5万円の過料を納める罰則の対象になります。
市は現在、横浜駅周辺やみなとみらい地区など8か所で喫煙禁止地区を設けていますが、公園については子どもや遊具のそばでたばこを吸わないなどの配慮を求めているだけでした。
市は去年10月から11月にかけて山下公園など市内5か所の公園を全面禁煙にする実証実験を行い、2000人余りの利用者にアンケートしたところ、受動喫煙対策の強化を求める多くの声が寄せられたということです。
市は今月中に全面禁煙の方針案を公表したうえで、市民から意見を募るなど条例の改正に必要な手続きを進めたいとしています。