神奈川 鎌倉市 障害児の放課後等デイサービスなど無償化へ

神奈川県鎌倉市は、新年度から、障害がある子どもたちが放課後などにデイサービスを受ける費用など福祉サービスの利用料を無償化することを決めました。
市によりますとこうしたサービスの無償化は、県内では初めてだということです。

これは鎌倉市の松尾市長が26日の記者会見で明らかにしたもので、障害がある子どもが放課後などにデイサービスを受ける「放課後等デイサービス」や、在宅介護やショートステイ、それに日中の見守りサービスといった福祉サービスの利用料を、新年度から無償化することにしています。
所得制限はなく、1か月あたり最大で7万4400円かかる利用料を補助するということで、市によりますと、こうした取り組みは県内では初めてだということです。
市はこのほか、自宅での介助に使うたんの吸引器や、入浴のための補助具などを購入する際の補助についても拡充することにしていて、必要な費用およそ2800万円を盛り込んだ予算案を、来月始まる市議会に提出することにしています。
松尾崇市長は「経済負担をなくし、障害がある子どもたちが鎌倉の中でのびのびと生活し、活動ができるようになることを目指していきたい」と話していました。