海上自衛隊1等海尉 後輩へのパワハラで停職3か月の懲戒処分

海上自衛隊は、神奈川県横須賀市の部隊に所属する30代の自衛官が後輩の飲み物に洗剤を混ぜるなどパワハラ行為を繰り返したとして停職3か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、横須賀市にある海上自衛隊海上システム開発隊に所属する30代の1等海尉です。
海上自衛隊横須賀地方総監部によりますと、1等海尉は3年前の12月ごろからおととし3月にかけて、同じ部隊の後輩に対し、具体的なアドバイスをしないまま文書の修正を繰り返させたり、腕時計を盗んで海に投げ捨てたりしたということです。
ほかにも2度にわたって後輩の飲み物が入ったペットボトルに洗濯用洗剤を混ぜたということです。
海上自衛隊は一連の行為はパワーハラスメントにあたり、後輩が精神疾患を発症する一因になったとして、14日付けで一等海尉を停職3か月の懲戒処分にしました。
一等海尉は「業務処理に関し繰り返し指導したが改善されないことに悪感情を募らせ、困らせるためにやった」と話しているということです。
海上システム開発隊司令、井伊正章1等海佐は「このような事案を起こしたことを重く受け止めている。再発防止に努めたい」とコメントしています。