銭湯で学生が高齢者にスマホの使い方教室 鎌倉

若い世代との交流を通じて高齢者の健康づくりを進めようと、銭湯で学生がスマートフォンの使い方を教える取り組みが神奈川県鎌倉市で始まりました。

鎌倉市では月に1度、市内に4か所ある銭湯を営業時間外に開放して、脱衣所で体操をしてもらったり、入浴してもらったりして、高齢者の健康づくりを進めています。
この一環で、大学生などが高齢者にスマホの使い方を教えて、世代間での交流を進めてもらおうという取り組みが14日から始まりました。
市内の銭湯には70代から80代までの高齢者7人が集まり、メッセージを送るときのスタンプの使い方や音声入力の方法などを質問すると2人の大学生が丁寧に説明していました。
参加した80代の女性は「優しく、分かりやすく教えてくれました」と話していました。
男子学生は「あまり話す機会のない高齢者の方と話せて、新しい視点や考え方を学ぶことができました」と話していました。
鎌倉市高齢者いきいき課の千葉文さんは「取り組みを高齢者の生きがいづくりや健康増進につなげるとともに、若い方との交流を通じて楽しい時間を過ごしてもらいたい」と話していました。