「鎌倉花火大会」来年以降の開催 めど立たず

神奈川県鎌倉市で夏の風物詩となっている花火大会がことしは開催されず、来年以降も開催のめどが立っていないことが明らかになりました。

鎌倉花火大会は、1948年から毎年夏に海岸で開かれていて、10万人以上が訪れる夏の風物詩です。
ことしは新型コロナの影響で4年ぶりの開催が期待されていましたが、費用の確保や日程の調整ができずに、開催されませんでした。
鎌倉市によりますと、市や観光協会でつくる実行委員会はことしは一度も開かれておらず、花火大会は来年以降も開催のめどが立っていないということです。
市は花火大会の安全対策費として、およそ1250万円を今年度の予算に計上しています。
松尾崇市長は「近年の人件費の高騰や安全対策をする難しさもあり、花火大会を開催することができず申し訳なく思っています。来年は必ず実施できるように市が主体性をもって取り組みたいです」と話していました。