横浜市の消防署員 有給休暇で220万円余不正受給 懲戒免職

横浜市の消防署員 有給休暇で220万円余不正受給 懲戒免職

横浜市の44歳の消防署員が、勤務管理システムを不正に操作して有給休暇を増やし、220万円余りの給与を不正受給したとして、懲戒免職の処分を受けました。

懲戒免職処分を受けたのは、横浜市の港北消防署に勤務する、44歳の消防士長です。
横浜市消防局によりますと、消防士長は令和元年度から昨年度にかけて、勤務管理システムを不正に操作し、24日と5時間分の有給休暇を水増しし、220万円余りの給与を不正に受け取ったということです。
ことし3月に上司が不正に気付いたということで、消防士長は消防局の調べに対し、「有給休暇を使ってしまい、繰り越しがない状態だったので、休暇数を増やしたかった。やり方はほかの職員から聞いた」と話しているということです。
消防局は不正に受け取った給与を返納させた上で、27日付けで懲戒免職処分にしました。
また、消防局の全職員を対象に同様のことをしていないか、調査しているということです。
横浜市消防局の平中隆局長は「市民の信頼を大きく損ねたことを深くお詫びします。再発防止に全力で取り組みます」とコメントしています。