立体駐車場火事 15分後出火か 152台燃える 厚木市消防

20日、神奈川県厚木市にあるパチンコ店の立体駐車場で起きた火事で、消防が調べたところ2階の中央付近にとめられた車のエンジンの下の部分から出火し、あわせて152台の車が燃えたことが確認されたということです。
火元の車は駐車してからおよそ15分後に出火したということで、警察と消防が詳しい原因を調べています。

20日午後、厚木市のパチンコ店「マルハン厚木北店」の立体駐車場で起きた火事はけが人はいませんでしたが、2階にとめてあった車を中心に多くの車が燃えました。
22日、厚木市の消防本部が会見し、火事の詳しい状況などを説明しました。
それによりますと駐車場は屋上にも駐車できる2階建てで、当時、とまっていた337台の車のうち燃えたのは、1階の3台、2階の144台、屋上の5台のあわせて152台にのぼるということです。
また、ドライブレコーダーの映像から火元は2階の中央付近にとめられた車で、駐車してからおよそ15分後にエンジンの下の部分から出火したのが確認されたとしています。
その後、駐車中の車に次々と燃え広がったとみられ、消防が通報を受けておよそ10分後に現場に到着した際、すでに煙が2階部分に充満していたということです。
消防によりますと、車どうしが隣りあってとめられていたことに加えて、現場は空気が供給されやすい開放式の駐車場で、火の回りが早かったと考えられるとしています。
警察と消防は火事の詳しい原因を調べています。