保育施設トイレで盗撮しようとしたか 保育士懲戒免職 相模原

相模原市立の保育施設で勤務する３０代の男性保育士が、多目的トイレにスマートフォンを置いて撮影しようとしたとして県の迷惑防止条例違反の疑いで書類送検され、罰金の略式命令を受けました。
市は８日、この保育士を懲戒免職処分にしました。

懲戒免職処分を受けたのは、相模原市の市立の保育施設に勤務する３０代の男性保育士です。
市によりますとこの保育士は去年１１月、職員などが使う多目的トイレの中にスマートフォンを置き、動画を撮影しようとしたとして、県の迷惑防止条例違反の疑いで書類送検され、罰金３０万円の略式命令を受けました。
トイレを掃除していた職員が、スポンジの中にスマートフォンが仕込まれているのを見つけたということで、保育士は市の聞き取りに対し、「興味本位でこれまでに５回ほど動画を撮影したことがある。公務員としての自覚がなく、あるまじき行為をしてしまった」と話しているということです。
市はこの保育士について８日懲戒免職処分にしました。
市では７日、市立の保育施設の施設長を集めて再発防止のための研修を開いたということで、「市民の皆様にご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。再発防止を図っていきたい」としています。