JR東海道線電柱接触事故 国の運輸安全委調査官が聞き取り

5日、神奈川県鎌倉市のJR東海道線で、列車と電柱が接触した事故で、国の運輸安全委員会は鉄道事故調査官を派遣し、関係者から聞き取りを行いました。

5日の夜、鎌倉市にあるJR東海道線の線路内で、列車と電柱が接触し、乗客3人と運転士1人がけがをしたほか、東海道線が6日の朝にかけて運転を見合わせたことなどから、およそ15万人に影響が出ました。
この事故について、国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が7日午後、JR東日本の横浜支社を訪れ、関係者から当時の状況や事故が起きたいきさつについて聞き取り調査を行いました。
聞き取り終えた鉄道事故調査官は、報道陣に対し、「きょうは事故の状況について、話を聞いた。原因究明と再発防止を目的に、損傷した車両や電柱、部品の調査などを進めたい」と話していました。
この事故を巡っては、関東運輸局も「原因究明を行うとともに、再発防止の措置を講じ、鉄道の安全・安定輸送の確保に万全を期す」ことを求める警告を出しました。