関東甲信越 31日も危険な暑さ続く 熱中症に厳重警戒を

関東甲信越は31日も晴れて気温が上がり、埼玉県では最高気温が38度に達し、危険な暑さが続くと予想されています。
そのほかの地域でも広い範囲で猛暑日が見込まれていて、引き続き冷房を適切に利用し、のどが渇いていなくてもこまめな水分補給を心がけるなど熱中症に厳重に警戒してください。

気象庁によりますと、関東甲信越は31日も高気圧に覆われて晴れ、午前中から気温が上がる見込みです。
日中の最高気温は、さいたま市で38度と危険な暑さが予想されているほか、甲府市と前橋市で37度、東京の都心や横浜市、宇都宮市、水戸市で36度などと、各地で猛烈な暑さとなる見込みです。
気象庁と環境省は熱中症の危険性が極めて高まるとして、茨城県と栃木県、群馬県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、山梨県、新潟県に熱中症警戒アラートを発表しています。
この暑さはしばらく続く見込みで、気象庁は関東甲信越では来月4日ごろにかけて気温の高い状態となり、猛暑日が予想されるとして高温に関する気象情報を発表しています。
環境省によりますと、厳しい暑さが継続すると熱中症で亡くなる人が急増する傾向があり、実際に熱中症で体調を崩したり亡くなったりするケースが相次いでいて、厳重な警戒が必要です。
不要不急の外出は避け、屋内でもエアコンなどで室温を適切に調節し、のどが渇かなくてもこまめに水分を補給するなど対策を徹底してください。
一方、関東甲信では、上空の寒気や日中の気温の上昇などの影響で大気の状態が非常に不安定になり、31日の午後から1日にかけて山沿いを中心に局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、低い土地の浸水や土砂災害、急な川の増水に十分注意するとともに、落雷や、竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。
雨が降っていない地域でも天気が急変するおそれがあり、急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。