修学旅行生など419人分の個人情報 旅行会社の添乗員が紛失

川崎市は、市内の中学校の修学旅行に同行した旅行会社の添乗員が、生徒や教員、それに保護者の氏名など、合わせて419人分の個人情報が記された書類を紛失したと発表しました。

川崎市教育委員会によりますと、今月13日、川崎市宮前区の市立宮崎中学校の生徒らが修学旅行で訪れた京都から新幹線で戻る途中、添乗員として同行した横浜市神奈川区の旅行会社、近畿日本ツーリスト横浜支店の20代の派遣社員が、参加した生徒らの氏名などが記された書類を紛失したということです。
市によりますと、紛失したのはB4サイズの紙が2つ折りの状態で冊子状になった書類で、参加した生徒の氏名や、食物アレルギーに関する情報、教員の氏名、保護者2人の氏名や住所など合わせて419人分の個人情報が記されていました。
添乗員が座席に置いたまま席を離れ、戻ってきた時に紛失に気づき、鉄道会社にも協力してもらって忘れ物センターやゴミ箱なども探しましたが、見つからなかったということで、22日、会社側が生徒や保護者らに文書で謝罪したということです。
川崎市は旅行会社に対し、再発防止のため、個人情報を含む書類の厳正な管理の徹底を求めたとしています。