警察官がハイキングコースで危険か所の確認や救助訓練 鎌倉

夏のレジャーシーズンを前に、神奈川県鎌倉市のハイキングコースで、警察官が危険か所を確認したり、救助が必要な人を搬送したりする訓練が行われました。

訓練は、鎌倉市の大船警察署の警察官9人が参加して市内の「天園ハイキングコース」で行われました。
参加者たちは、山道のハイキングコースを歩きながら、がけに隣接した危険な場所を確認したり、登山者がけがなどで消防などに緊急で連絡する際に備え、居場所の目印となる番号が書かれた案内板を確認したりしていました。
そして、標高およそ160メートルの大平山の頂上の広場で、けが人が出たことを想定して捜索用の杖や毛布を使って応急で担架を作ったり、ロープを使ってけが人を背負って搬送したりする訓練をしていました。
大船警察署の楠浩和地域課長は、「訓練で得たことを署員で広く共有し、万が一の事故に対応できるようにしたい。低い山やハイキングコースでも事故は起きるので、防寒着や飲料水、それに携帯電話を備えてほしい」と話していました。