川崎市 コンビニで証明書誤発行の原因判明 交付サービス再開
今月2日、川崎市内のコンビニエンスストアでマイナンバーカードを使って戸籍証明書を取得しようとした男性に対し、別人の書類が発行された問題で、2人の市民による申請がほぼ同じタイミングで行われ、後の人の処理が先の人の処理を上書きしてしまったことが誤交付の原因だったことが分かりました。
市はシステムを修正し、9日から戸籍証明書などの交付サービスを再開しました。
今月2日、川崎市宮前区のコンビニエンスストアで、住民がマイナンバーカードを使って戸籍証明書を取得しようとしたところ、別人の戸籍証明書が発行されました。
市によりますと市内の別のコンビニでもほぼ同じタイミングで別の申請が行われ、後の人の処理が先の人の処理を上書きしてしまったため、先に申請した人に対し後から申請した人の証明書が発行されてしまったということです。
市は、サービスを停止していましたが、運用保守会社がプログラムの改修を終えたことから9日午前7時半から戸籍証明書などの交付サービスを再開しました。
コンビニでの交付サービスが始まった平成29年9月以降の記録を調べた結果、誤って発行された事例はほかに確認されなかったということです。
川崎市戸籍住民サービス課は「市民の皆様に多大なご迷惑をおかけし、深くおわびします」としています。