川崎のそばチェーン店で緊縛強盗 男が券売機から現金奪い逃走
16日朝早く、川崎市にあるそばのチェーン店に男が押し入り、店員の手足を縛るなどしたうえ現金を奪って逃げました。
店員にけがはなく、警察は強盗事件として逃げた男の行方を捜査しています。
警察によりますと16日午前3時半ごろ、川崎市中原区の「名代富士そば元住吉店」に男が押し入り、店にいた58歳の男性店員の手や足をひものようなもので縛ったうえ、口をタオルでふさぎました。
その後、男は店内に保管されていた鍵を使って券売機を開け、現金を奪って逃げました。
これまでの調べによりますと当時、店は午前3時から1時間の休店時間中でしたが、入り口などの鍵はかかっておらず、店員が1人で作業していたということです。
店員は男が侵入したあと体にしびれを感じてその場で倒れたと話していますが、けがはありませんでした。
また、店の中に設置されていた防犯カメラは配線が切られて使えない状態になっていたということです。
逃げた男は、黒いフードのついた服を着ていたとみられ、警察は強盗事件として、行方を捜査しています。
現場は、東急東横線の元住吉駅の駅前で多くの飲食店などが建ち並ぶ地域です。
現場近くの婦人服店で働く80代の女性は「店に来たら警察の車両がたくさん止まっていて、近所の人から『強盗があった』と聞きなんでこんなところでと驚いた。現場が近いうえにうちの店は女性が多く訪れるので怖い。早く犯人が捕まってほしい」と話していました。