辞任した山際前経済再生相が地元支援者に一連の経緯など説明

旧統一教会との関係をめぐって経済再生担当大臣を辞任した山際大志郎衆議院議員が5日、地元の川崎市で開かれた会合で支援者らに一連の経緯などを説明しました。

衆議院神奈川18区選出の山際議員は旧統一教会との関係が相次いで明らかになり、国会審議に影響を与えたくないとして、先月24日、経済再生担当大臣を辞任しました。
山際議員は、5日夕方から川崎市高津区のホテルで開かれた地元の支援団体の会合に出席しました。
会合は報道各社に非公開でおよそ2時間行われ、出席者によりますと、山際議員は旧統一教会との関係について「選挙の当時は支援してくれる人に宗教については尋ねられず、誰が関係者かわからなかった。深く反省し、今後はしっかりチェックしていきたい」などと一連の経緯を説明したということです。
そして、「有権者への心証を悪くしたことなどについて深くおわび申し上げたい。一から出直すつもりで頑張りたい」と陳謝したということです。
参加者からは「自分事として受け止められていない」という批判があった一方で、経済や新型コロナ対策での今後の活躍を期待する声も上がったということです。

山際議員の支援団体の幹部、山田隆さんは会合のあと「山際氏は終始『一から出直す』などと言っていたが、当たり障りのない、国会答弁のようなことを繰り返しているばかりで、誠意を持って質問に答えているという感じが全然しなかった」と話していました。
そのうえで「謝罪にもなっていない、ただの報告会のようなもので全然納得していません」と話していました。