柳井に新たな図書館がオープン 子育て支援や防災機能も

子育て支援や防災機能を備えた新たな柳井市の図書館がオープンし、17日、記念の式典が開かれました。

柳井市にオープンしたのは、旧柳井商業高校の跡地で高台に位置する「みどりが丘図書館」です。
17日は柳井市の井原市長や村岡知事など関係者93人が出席して式典が開かれ、テープカットをして開館を祝いました。
みどりが丘図書館は延べ床面積が2472平方メートルあり、これまで利用されてきた柳井図書館の2倍近くにあたる15万冊の蔵書を見込んでいます。
館内は、LEDライトの明かりの下、木製の本棚が並んだアンティークな雰囲気で、ソファーベンチやカフェなども設けられています。
また、子育て支援や防災などの機能も備えているのが特徴で、子どもが靴を脱いで本を読めるスペースのほか、子どもへの読み聞かせや保護者同士が交流できる防音機能のある部屋も設けられています。
災害への備えとしては、倉庫におよそ2500食のレトルトごはんや7000本のペットボトルの水が備蓄され、屋外の駐車場には水道が使えなくなった際に20基の簡易トイレを設置することができます。
図書館を訪れた人は「きょうの開館を楽しみにやって来た」とか「本屋にはない本を探すのが楽しみ」と話していました。
柳井市のみどりが丘図書館は、月曜日が休館日で、それ以外の平日は午前9時半から午後9時まで、土日や祝日は午後6時まで開館しています。