NHK防災教室 中学生が避難の呼びかけ方を学ぶ 宇部

大雨や地震などの災害時に、NHKのアナウンサーがどう避難などを呼びかけるかなどについて学ぶ防災教室が、宇部市の中学校で開かれました。

宇部市の慶進中学校で開かれた防災教室には、3年生62人が参加し、NHKのおはよう日本でキャスターの野口葵衣アナウンサーが講師を務めました。
はじめに、野口アナは、ことし1月に起きた能登半島地震の際にNHKが強い口調で避難を呼びかけた事例を紹介し、周囲への呼びかけが身近な人の命を守ることにつながると説明しました。
このあと、生徒たちは、大雨の時に周囲の両親や友達などに避難してもらうためにはどのように呼びかけるべきか話し合いました。
また、生徒が野口アナに電話で避難を呼びかけるデモンストレーションも行われ、避難してもらうために、具体的な河川の名前を出して氾濫の危険性があることを伝えたり、家よりも高い場所にあることから、避難場所へ逃げる必要性を呼びかけたりしていました。
女子生徒の1人は、「災害の話は聞いてきましたが、実際に避難してもらうために自分がどう行動するべきかは初めて考えました。災害が起きた時には、友達などに避難を呼びかけていきたいです」と話していました。