日本の歴史文化学んだ韓国の大学生たち 日韓友好の架け橋誓う

民間の交流事業で山口県などを訪れ、日本の歴史や文化を学んだ韓国の大学生たちが、16日、県庁を訪問し、日韓友好の架け橋となることを誓いました。

県庁を訪問したのは、平成5年度から続く日韓の民間交流事業に参加した韓国のキョンサン南道やプサン市の大学生10人です。
一行は、5日間にわたって山口県や広島県を訪れ、日本の歴史や文化を学んだということで、県観光スポーツ文化部の宮本優蔵 審議監は、「友好関係の発展には地方政府レベルや民間レベルの交流が重要で、若い皆さんには友好の架け橋となってほしい」とあいさつしました。
続いて、学生を代表してチェ・イムギョンさんがあいさつし、山口県の大学生の企画のもと、下関市の赤間神宮や美祢市の秋吉台を訪れたことや、山口市で大内塗りの箸づくりを体験したことを報告しました。
そして、抱負を聞かれた学生たちは、歴史を学び、交流を深めることで、友好の架け橋になりたいと誓っていました。
男子学生の1人は、「山口市はのどかで住んでみたいと思ったほか、秋吉台の景色がすばらしく最も印象に残りました。大学生どうしの交流を続けて、互いに良い影響を与えられるような活動をしたい」と話していました。