航空自衛隊防府北基地の2等空曹を停職5か月の懲戒処分

航空自衛隊防府北基地の2等空曹が、令和3年から1年余りの間に、複数の後輩隊員の胸ぐらをつかむなどしたとして、自衛隊は、16日付けでこの隊員を停職5か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、航空自衛隊防府北基地の第12飛行教育団整備補給郡本部に所属する2等空曹です。
防府北基地によりますと、航空機の整備を行う業務に従事していた2等空曹は、令和3年7月ごろから1年余りの間に、複数の後輩隊員に対して、コミュニケーションや指導として日常的に暴言を吐いたり、胸ぐらをつかんだりしていたということです。
また、ボディータッチとして体に触れたり、身体的特徴をからかう性的発言を繰り返したりするなどして、職場環境を著しく悪化させたということです。
隊員が上司に対して相談し、本人が行為を認めたことから、自衛隊は、16日付けで2等空曹を停職5か月の懲戒処分にしました。
第12飛行教育団司令兼防府北基地司令の吉田昭則 1等空佐は、「このような規律違反が起きたことは誠に遺憾で、特にハラスメントは、隊員の尊厳や人格を傷つける容認できない行為だ。隊員に対する教育指導を徹底し、再発防止に努め、規律の維持に万全を尽くす」とコメントしています。